こんにちは!しし接骨院・ししフィット城村です!

8/25院内研修の内容をご報告します🙆

テーマは特発性側彎症論文中間発表・症例カンファレンスについてですw

特発性側彎症については先行研究を全員で情報共有を行い、

当院で処方できる側彎症の運動療法について議論させていただきました。

 

また症例カンファレンスについて経過観察・評価を基に、膝部の運動療法や

上位運動ニューロンに対する認知運動療法・深頸筋膜の触診

などの共有を行いました(^_-)-☆

 

側彎症の基本となる考え・運動療法はどのように行うのか…?

当院での運動療法(機能訓練:リハビリ)はどのように行うのか…?

通院されている患者様、通院を悩まれている患者様、業界養成校の学生さん、
その他ご興味のある方!是非!!是非!!!一読頂けると嬉しいです。

文末までどうぞお付き合い下さい^^

 

◇8/18 院内研修

1.日時 2021年8月25日 10:00~12:00

 

2.場所 しし接骨院・ししフィット内

 

3.内容“Summary”

 

①側彎症に関する論文中間発表

②症例カンファレンス:膝の運動療法処方

③症例カンファレンス:認知運動療法・その他運動療法

④症例カンファレンス:深頸筋膜触診

 

4.内容“Detail”

 

【①側彎症に関する論文中間発表】

特発性側彎症に関する原著論文(9本)を共有した。

日本での特発性側彎症に関する治療は保存(装具)療法が主となっているが、

海外の文献では運動療法にも着目されている。

それら先行研究のデータを基に、根拠となる生理学的側面を読み解いて当院で提供可能なものを議論し、

明文化を図り、患者・利用者への還元を目指していきたいと考える。

 

【②症例カンファレンス:膝の運動療法処方】

当院に来院される多くの患者が膝痛を訴えている(主訴・副訴)。

膝痛を訴える多くの方は内側広筋の脆弱化が認められることから

膝(内側広筋)の運動療法に関して復習・共有を図った。

以下2つの運動を7回5セットで行う。

⑴足上げ

背臥位にて患側下肢を10°程挙上させる

(股関節屈曲・膝関節伸展‐感覚的に足趾が引っ張られるように挙上する)。

最初は自重で行うが、徐々に抵抗(ゴムバンド)運動に切り替える。

 

⑵タオル潰し

膝下にタオルを敷き、タオルを潰すように下面に圧迫を加える

 

【③症例カンファレンス:認知運動療法・その他運動療法】

患者様の現在の症状を報告し情報の共有をした。

今回症例では運動療法について今後のプランを考察し、

指導方法や運動方法について行った。

 

後期高齢の女性で主訴は腰部の重だるさと膝の痛みで通院されている。

膝の痛みは現在落ち着いており、腰部の重さは継続している状態のため運動療法の見直しを行った。

筋力の低下から体幹の固定力やバランス力が低下していると考え、

今まで主にバランスをとるための運動療法を行ったが、体幹の筋力と深部知覚を鍛えるための

認知運動療法をとりいれていく。

 

まず認知運動療法の方法として、膝の屈曲角度を左右で合わせていくというものを行う。

その後、片足立脚を30秒ずつ左右行う。

体幹の筋力向上のため腹筋運動5秒を3回とヒップリフトを追加し、

患者様の状態に合わせ無理のないよう2つずつを交互に行う予定で経過をおっていく。

 

 

【④症例カンファレンス:深頸筋膜触診】

 

頸部、肩部の触診の復習と確認をした。

頸部につく前・中斜角筋、椎前筋(深頸筋膜)の触診と

肩部につく肩甲挙筋、僧帽筋をそれぞれ触診練習した。

 

とり方としては、頸椎の横突起を触知した後その前後の斜角筋をとる。

椎前筋は前頸部の気道や食道をずらしていき、その奥にとる。

肩甲挙筋、僧帽筋は鎖骨から後方に向かって触診していき、まず僧帽筋の筋間を捉え

そこから中枢に向かって僧帽筋を、筋間からさらに奥にある肩甲挙筋をとる。

 

術者自身の関節の固定の仕方や触診角度で触知される筋が変化するため

どんな方でも対応できるようにしていく必要がある。

 

 

5.所感

今回は側彎症に関する先行研究の共有・運動療法、また症例カンファレンスを実施した。

 

先行研究の共有ではよりエビデンスに沿った安心・安全な施術の提案はもちろん、

患者・利用者の皆様の要望(仕事や生活環境の多様性)に添えれるよう、

施術者視点のベストから患者(利用者)・施術者2者でのベターな提案ができるよう

知識と技術双方の引き出しを増やしていかなければならないと実感した。

 

また症例カンファレンスでは、当院スタッフ内で日々練習を行い

再現性のある、ケガのリスクの少ない運動療法を提供していかなければならないと

強く感じた。

 

まだまだ技術が不足な点や良い点など様々であるが

スタッフ皆それぞれの長所を活かし、技術不足な点は

お互い補っていく環境をつくっていきたいと考えた。

また来院頂く患者・利用者の皆様へ安全・安心な医療サービスを

提供できるよう技術と知識の研鑽に励んでいきたいと改めて実感した。

 

6.参考引用文献・図書

ネッター解剖学アトラス 原書第4版 南江堂

 

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