こんにちは!しし接骨院・ししフィット城村です!
9/15 院内研修の内容をご報告します🙆
テーマは特発性側弯症の運動療法についてです!
城村・田中を中心に側弯症に関する先行研究を調べ、エビデンスに沿った内容で当院で行う運動療法に関してまとめております😃
側弯症の基本となる考え(エビデンス)・運動療法はどのように行うのか…?
当院での運動療法(機能訓練:リハビリ)はどのように行うのか…?
通院されている患者様、通院を悩まれている患者様、業界養成校の学生さん、
その他ご興味のある方!是非!!是非!!!一読頂けると嬉しいです。
文末までどうぞお付き合い下さい^^
◇9/15 院内研修
1.日時 2021年9月15日 10:00~12:00
2.場所 しし接骨院・ししフィット内
3.内容“Summary”
特発性側弯症運動療法
4.内容“Detail”
海外の文献では運動療法に多く着目されているので
それら先行研究のデータを基に、根拠となる生理学的側面を読み解いて当院で提供可能なものを議論し、
明文化を図り、患者・利用者への還元を目指していきたいと考える。
【以下作成途中の論文を抜粋する】
側弯症とは脊柱の構造が前額面から見た場合通常真っ直ぐであるのに対し、横に曲がった形状をとるものであり、
またその多くが脊柱自体の捻れを伴うものである。
弯曲が可逆性か自力での矯正が不能かによって、
疼痛あるいは姿勢などに起因する一時的な側弯状態を呈する機能性側弯か、
種々の原因による非可逆性の構築性側弯かに大別される。
側弯症に対する運動療法を行う目的としては、
装具の装着・非装着に関わらず脊柱の変形からくる
身体的負荷や筋力の低下などを補うためと考える。
また、白石ら4)によって以下の事が報告されている。
⑴ 関節は動かさなければ機能が低下し、拘縮に至ることがある。
⑵ 身体の運動を止めると、筋力が2週間で半分になる。
⑶ 関節の組織学的な変化が生じてしまう。
⑷ 脊柱の運動に関する脳への記憶が変わってしまう。
⑸ 身体の運動量と質の低下は、心理面にも影響する。
これを踏まえ、院で提供可能な運動療法を東京都医師会雑誌で紹介されている
体操訓練プログラムの運動療法とシュロスベストプラクティスの運動療法を基に、
腹式での呼吸法を取り入れた腹筋、体幹運動やバランスボールを使用して
重心位置を意識した運動療法を提案していきたいと考える。
①胸椎の後弯・腰椎の前弯を出す目的として呼吸法を取り入れながら運動を行う。
②姿勢保持において、制限される運動方向とそれ以外の運動方向のバランスを鍛える目的としてダイナミックスタビライゼーションを行う。
③第一のてこを利用したバランス運動を行う。(神経系による筋収縮力の調整)
④バランスボールでの運動
5.所感
今回は側弯症に関する先行研究の共有・当院で行う運動療法を議論した。
先行研究の共有ではよりエビデンスに沿った安心・安全な施術の提案はもちろん、
患者・利用者の皆様の要望(仕事や生活環境の多様性)に添えれるよう、
施術者視点のベストから患者(利用者)・施術者2者でのベターな提案ができるよう
知識と技術双方の引き出しを増やしていかなければならないと改めて実感した。
6.参考引用文献・その他
1) 脊柱側弯症の装具治療 藤原憲太 日本義肢装具学会誌 34 No.3 2018
2) 思春期特発性脊柱側弯症に対する最新の保存療法-ゲンシンゲン装具と
シュロスベストプラクティスプログラム(運動療法)- 原著論文 石原知似子 白石洋介
3) 思春期特発性側弯症患者の発見理由の検討 藤井陽生 整形外科と災害66(1)58~2017
4) 麴町白石接骨院HP(https://kojimachi-shiraishi.com/?cat=7)
5) 運動療法により装具装着が不要だった思春期特発性側弯症の一例 細野健太 山本圭彦 浦辺幸夫 福原千史(MD)
6) 東京都医師会雑誌 No.4(2009) 古岡整形外科 2009年
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