末梢性疼痛の評価法についてお話しします。
まず、我々セラピストが患者さんに問診をする際に必ず尋ねる事が動作時痛と安静時痛です。
ここで安静時の痛みで留意しなければならないものが、
腫瘍(Tumal)と内科疾患(特に心疾患)です。
処置後1〜2週間で疼痛緩和がみられず、体重が減少する場合はすぐに医科への転院を促します。
その他バイタル(血圧、脈拍、体温、呼吸)でも異常が見られる場合は
一度専門医への受診を勧める事が最も重要です。
安静時痛、バイタル、共に異常がみられない場合に動作時痛の評価を行っていきます。
以下動作時痛に関しては4つのパターンに分けて評価します。
①骨性のもの(骨折など)
②筋性のもの(打撲や挫傷など)
③関節性のもの(脱臼や捻挫、関節内の損傷や炎症、ヘルニアなど)
④神経性のもの(脳梗塞後遺症や、アロディニア、ヘルニアなど)
ここで同時に【痺れ】を伴っているのかをみていきます。
基本的に血管性の痺れであれば、こちらも医科への転院を促します。
神経性であれば、中枢性の脳梗塞後遺症なのか、末梢性の絞扼性なのかを評価します。
その原因を評価した上で次に行うのが炎症の所見です。
炎症時、基本的には強い炎症が起きている場合は冷却と圧迫固定を行うことが最も効率は良いとされます。
今現在、目の前の患者さんの炎症はどの時期で、
何日間の圧迫固定が必要で、関節や筋の拘縮が起きないようにいつから電気治療、
後療法(リハビリ)をどれくらいの量行っていくかを判断し、実施していきます。
基本的に(広義での)炎症が治る期間は長くても3ヶ月です。
それ以降は慢性期とし保険の適用が効かなくなります。
ヘルニアの影響により局所性の浮腫(感作)の場合でも炎症期として処置を行います。
このように当院では患者さんの痛みに対し、しっかりと検査、
評価を行い、人間の本来備わっている治癒機序(回復能力)を
最大限にフォロー出来るよう処置させて頂きます。
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