当院では日常の怪我、術後の機能訓練(リハビリ)などには保険診療、

慢性症状や脳梗塞後遺症、心身症には保険外診療(鍼灸、自費リハビリ)

を提供しております。

 

今回は当院における、西洋医学的評価と東洋医学的評価に関して

少しお話しさせて頂きます。

 

一般的に西洋医学と東洋医学は相反するものであるとの考えもありますが、

リフレーミング思考で言い換えると、

お互いに足りない部分を補完する関係ともいえます。

それぞれのメリット、デメリットを挙げてみます。

 

〈西洋医学〉

メリット

•急性症状(バイタルの異常)に対応できる。

•再現性がある

•評価に客観性がある

デメリット

•数値化出来ない慢性症状には処置が不可能

 

〈東洋医学〉

メリット

•自律神経症状、慢性症状など、症状が固定化(後遺症)したものに対応が可能。

デメリット

•再現性に乏しい

•評価の客観性に乏しい

•予測が立てにくい(本人の感覚によるものが大きい)

 

このように比べると、東洋医学のデメリットが多い気もします。

それは「再現性と評価方法」に起因するので、

詳細は『臨床実習の在り方〜教育論の視点から〜』というテーマで

深掘りしたいと思います。

では、次に東洋医学の考え方の一つでもある、

傷寒論の視点から両医学を定義してみます。

 

〈西洋医学〉

定義→細胞病理学説

治療→細胞病理学的アプローチ(局所)

 

〈東洋医学〉

定義→病態生理学(分子生物学)説

治療→生理学的アプローチ(全体)

 

上記の定義•治療を風邪の捉え方で考えてみると、

西洋医学では対症療法、東洋医学では根治療法(症状即治療)

に言い換えることも出来ます。

 

西洋医学では、熱に対しては解熱剤、鼻炎症状には抗ヒスタミン薬、

咳痰には鎮咳薬、去痰薬、とそれぞれの症状に対して対応します。

しかし東洋医学では、症状即治療(症状“すなわち=“治療という概念)に基づいて、

熱症状は体内に侵入したウィルスを退治するために必要な症状として、

熱を抑える事をせずに、逆に一時的に熱を上げる方法をとります

(視床下部にあるセットポイントに作用するように葛根湯や

桂枝湯などその方の体質で処方を変え、熱を上げる)。

よく鍼灸院や接骨院などで、“好転反応“という表現を用いますが、

これは鍼灸(物理療法)を行う事により、一時的に体内外に反応を出すことを指します。

ここでまたポイントになるのが、東洋医学の捉え方です。当院では基本的に

東洋医学=薬物療法(漢方)+物理療法(鍼灸術)

として捉えており、特に内科症状に関しては漢方薬の推奨をして、

漢方薬の効能を高めるために鍼灸術を用います

(整形疾患、術後後遺症、脳梗塞後遺症はこの限りではありません)。

このように、風邪一つでも捉え方•治療方針が異なるため、

風邪が長引くなどの悩みがある際は一度東洋医学的視点から

自分の身体を見直してみてはどうでしょうか。

 

当院では問診、触診、エコー検査、徒手検査、動作分析、

東洋医学的所見を基に、日常の痛みから術後後遺症、

脳梗塞などの麻痺、自律神経失調症(めまい・不眠)まで

対応しており、鍼灸•リハビリトレーニングにて【心身機能の改善】を提供させて頂きます。

お身体に悩みのある方は気軽にお問い合わせください。

 

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