こんにちは!しし接骨院・ししフィット 院長 樋口です。
8/18院内研修の内容をご報告します。
テーマはTFCC(三角線維軟骨複合体)損傷固定法と…
頚部手技療法についてですw
TFCC固定法については当院スタッフの田中先生が以前TFCCを損傷し
現在少し痛みが残っているとの事で実施しました((+_+))
また頚部手技療法については首の動きに制限がある方などに実施する手技です(^^♪
TFCC損傷の固定はどのように行うのか…?
頚部手技療法はどのように行うのか…?
とご興味のある方!是非!!是非!!!一読頂けると嬉しいです。
文末までどうぞお付き合い下さい^^
◇8/18 院内研修
1.日時 2021年8月18日 10:00~12:00
2.場所 しし接骨院・ししフィット内
3.内容“Summary”
①TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷の固定法
②頚部手技療法
4.内容“Detail”
①TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷の固定法
●前提
当院田中先生…以前痛めたTFCCの痛みが再発。症状は…
尺屈位 +
TFCCストレステスト(尺側に内圧を高めた状態での回内・回外) -
三角骨 掌背側へのストレス +
前腕回内・回外の制限はせず尺屈制限をしてほしいと田中先生から要望があったため
尺屈位のみの制限で実施する。
●TFCCの構成・特徴・役割
●使用材料
◇プライトン3号シーネ(手のサイズにより4号)
◇アンダーラップ(皮膚保護用)
◇エラスコットバンテージ2号1巻
◇ストッキネット3号
●固定範囲
急性期であれば上腕骨遠位~手部MP(中手指間)関節手前を推奨
※TFCCの損傷は尺屈の制限は勿論、前腕の回内・回外も制限したいため
今回は尺屈の制限とナイトスプリントでの利用が目的の為、
前腕遠位~手部MP(中手指間)関節手前で実施
●作成風景
◇固定具
◇固定具装着の流れ
・ストッキネットの装着
・固定具をストッキネットで仮止め
・エラスコットバンテージで固定具を巻く
・完成(*^_^*)
②頚部手技療法
〇適用
顎関節症や頚部の痛み※1、頭痛(要因は様々ですが血行性等の問題の方…)でお悩みの方
〇内容
◇Scooping手技療法
うなずき運動
後頭・環椎・軸椎関節 (OAAJ; Occipito-Atlant-Axial-joint)の可動性や不安定性改善の為※2
◇第1頸椎回旋手技療法
5.所感
今回はTFCC(三角線維軟骨複合体)損傷の固定法および頚部の手技療法を実施した。
固定では患者・利用者の皆様の要望(仕事や生活環境の多様性)に添えれるよう、
施術者視点のベストから患者(利用者)・施術者2者でのベターな提案ができるよう
知識と技術双方の引き出しを増やしていかなければならないと実感した。
また頚部手技療法では、当院スタッフ内で文献を共有し、
再現性のある、ケガのリスクの少ない手技を提供していかなければならないと
強く感じた。
まだまだ手技、固定作成技術が不足な点や良い点など様々であるが
スタッフ皆それぞれの長所を活かし、技術不足な点は
お互い補っていく環境をつくっていきたいと考えた。
また来院頂く患者・利用者の皆様へ安全・安心な医療サービスを
提供できるよう技術と知識の研鑽に励んでいきたいと改めて実感した。
6.参考引用文献・図書
●ご予約