こんにちは🙆
しし接骨院・ししフィット 城村です!
今回しし接骨院・ししフィットスタッフで側弯症に関する論文を作成しました😃
【本論】思春期特発性側弯症患者に対する接骨院の役割・アプローチ方法
ぜひご一読いただければ幸いです(^_-)-☆
【要約】
キーワード: 思春期特発性側弯症 運動療法 保存療法 接骨院
思春期特発性側弯症(以降AISと表記)は側弯症の中でも最も頻度が高く、
骨成熟以前の思春期の女児に好発する脊柱の疾患である。
特発性以外でも整形疾患を主とした機能性側弯症が存在する(表1)。
これらの診断は主に単純X線により鑑別(Cobb角10°以上でAIS)は可能である。
藤井ら3)によってAISは44%で学校検診、30%で家族や知人の指摘、
25%で整形外科・接骨院受診で発見されていることが報告されている。
当院(しし接骨院・ししフィット)でもAISの既往を疑う症例(成人での脊柱変形残存)もあり、
初診の際は注意を払って所見を取っている。
日本での治療はCobb角10°~25°で経過観察、25°以上で装具治療、50°以上で手術療法が主流となっている1)。
石原ら2)によって報告もされているが、国内におけるAISの問題点は25°までは、
予防や改善を目的とした積極的な治療が何ら行われていないことと、
25°以上になった際に処方される装具は現状維持のみを目的としていることである。
近年、装具も改良されてはいるが、専門医が少なく、それらを処方する機会が少ないことは想像に難しくない。
このような装具に関する網羅的な現状把握は困難であることが報告されている1)。
またAIS成因に関する従来の研究として、生理学的成因(メラトニン欠乏説)、
力学的成因(成長に起因した変形)、その成長に伴って変形する仮説として、
成長そのものが不均衡であるとする仮説など説かれているが、
未だそれらのメカニズムに関しては解明されていない。
当院では独自の運動療法を20分の目安に実施していく。
目的としては脊柱に対してメカニカルストレスを与える事で
凹側と凸側の力学的ストレスを均等にさせていくことにある。
また15~30分の運動で細胞のリン酸化が起き、タンパク合成が促進されるとの報告がされている。7)
それにより脊柱の変形の改善・予防につながると考えられる。
【参考・引用文献】
1)脊柱側弯症の装具治療 藤原憲太 日本義肢装具学会誌 Vol.34 No.3 2018
2)思春期特発性脊柱側弯症に対する最新の保存療法-ゲンシンゲン装具とシュロスベストプラクティスプログラム(運動療法)- 原著論文 石原知似子 白石洋介
3)思春期特発性側弯症患者の発見理由の検討 藤井陽生 整形外科と災害66(1)58~61.2017
4)麴町白石接骨院HP(https://kojimachi-shiraishi.com/?cat=7)
5)運動療法により装具装着が不要だった思春期特発性側弯症の一例 細野健太 山本圭彦 浦辺幸夫 福原千史(MD)
6)東京都医師会雑誌 Vol62.No.4(2009) 古岡整形外科 2009年
7)総説「最新の研究から考えた筋力低下に対する治療法とは?」機械刺激による筋委縮軽減の分子メカニズム 懸信英 日本基礎理学療法雑誌 第15巻2号(2011)
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